■ 恋する三半規管 これまでのあらすじ
春。
若者らしくない、色褪せた日々を送る私は、
「そんなのはいやだ!」と、若者らしくなることを決意する。
若者らしくなるために、同じサークルのプリティーキュートなタマコちゃんとお花見に行こうとするも、
タマコちゃんはサークルのメンバーと沖縄旅行に出かけていた。
ほぼ幽霊部員状態だった私には旅行のお誘いすら来ていない、当然だけど。
落ち込みやさぐれながら伏目がちにスーパーに行ったら、
変なおばさんから強引にお肉をプレゼントされ、そのうえ叱咤激励もされる。
よくわからないながらも元気をもらった私は、
気を取り直してアパートに戻り、ベランダにあるカラスの屍骸を発見する。
不吉すぎて涙目になるが、考えるのが面倒くさいので風呂に入って寝ようと思ったら、
風呂場にカラスの羽が落ちていた。
なんかこれやばいんじゃないのか、と可哀相になるくらい怯える私だったが、
カビたパンを食したことによる凄絶な腹痛や、謎の来訪者を華麗にやりすごし、
その勢いで風呂場の羽もゴミ箱に捨てて、
タマコちゃんが旅行から帰ってきたら花見に誘おう、と誓い、
その時に備えて、明日はお花見スポットの下見に行こう、と考えながら眠りにつく。
しかし、昼過ぎに目を覚ました私は、
昼下がりの気だるさにやられたのか、なにもかもが面倒くさくなっており、
タマコちゃんを花見に誘うのも、どうせ無理なんだからやるだけ無駄に思えてくるのだった。
どこかノスタルジーをそそる効能がある物憂げな春の空気を吸いながら、
私は、タマコちゃんと出会った頃のことを思い出していた。
彼女とは一年生の時に自主映画サークルで知り合ったものの、
そのあまりのつまらなさに彼女は早くもサークルをやめたがっていた。
やめられたら彼女と話す機会がなくなると焦った私は、
必死に彼女を引き止めようとするも、いまいちうまくいかない。
思い切って「僕の映画に出演してください」とお願いするも、
「やだ」と言われてしまうのだった。
若者らしくない、色褪せた日々を送る私は、
「そんなのはいやだ!」と、若者らしくなることを決意する。
若者らしくなるために、同じサークルのプリティーキュートなタマコちゃんとお花見に行こうとするも、
タマコちゃんはサークルのメンバーと沖縄旅行に出かけていた。
ほぼ幽霊部員状態だった私には旅行のお誘いすら来ていない、当然だけど。
落ち込みやさぐれながら伏目がちにスーパーに行ったら、
変なおばさんから強引にお肉をプレゼントされ、そのうえ叱咤激励もされる。
よくわからないながらも元気をもらった私は、
気を取り直してアパートに戻り、ベランダにあるカラスの屍骸を発見する。
不吉すぎて涙目になるが、考えるのが面倒くさいので風呂に入って寝ようと思ったら、
風呂場にカラスの羽が落ちていた。
なんかこれやばいんじゃないのか、と可哀相になるくらい怯える私だったが、
カビたパンを食したことによる凄絶な腹痛や、謎の来訪者を華麗にやりすごし、
その勢いで風呂場の羽もゴミ箱に捨てて、
タマコちゃんが旅行から帰ってきたら花見に誘おう、と誓い、
その時に備えて、明日はお花見スポットの下見に行こう、と考えながら眠りにつく。
しかし、昼過ぎに目を覚ました私は、
昼下がりの気だるさにやられたのか、なにもかもが面倒くさくなっており、
タマコちゃんを花見に誘うのも、どうせ無理なんだからやるだけ無駄に思えてくるのだった。
どこかノスタルジーをそそる効能がある物憂げな春の空気を吸いながら、
私は、タマコちゃんと出会った頃のことを思い出していた。
彼女とは一年生の時に自主映画サークルで知り合ったものの、
そのあまりのつまらなさに彼女は早くもサークルをやめたがっていた。
やめられたら彼女と話す機会がなくなると焦った私は、
必死に彼女を引き止めようとするも、いまいちうまくいかない。
思い切って「僕の映画に出演してください」とお願いするも、
「やだ」と言われてしまうのだった。
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